恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「何で笑うの!?」


「いや、必死なところも可愛いなと思って」


「もう! 晴希さんの意地悪!」



目の前の胸を拳でどんどんと叩きながらそう言っているあたしに、晴希さんはまたさらに笑い始める。


そしてあたしの顔を覗き込んでくると、ちゅっと触れるだけのキスをしてきた。



「は、晴希さんっ!」


「ん?」


「不意打ち禁止!」



更に人差し指で晴希さんのことを指差しながらそう言うと、晴希さんは今度はぶはっと吹き出してそのまま笑い始めてしまった。



「ちょっ、そんなに笑わなくてもいいじゃん」



晴希さんがあまりにも笑いすぎているから、つい唇を尖らせてしまう。
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