恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「泣きながらってなんだよ! 俺、彩未のこと泣かすつもりなんてねーからな!」


「ふふふ、わかってるよ」



こうやって二人で言い合う姿を見ていると、琉生がアイドルだなんて思えない。


普通の男の子だもん。


でも一歩外に出れば、その表情はがらりと変わる。


吃驚するくらいに。



「彩未と琉生はいつも仲がいいね」


「そうかな?」



あたしの言葉に彩未は首を傾げるけれど、琉生は「当たり前だろ」と言い放つ。


違うことを言っている二人にもまた笑みがこぼれた。
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