恋の魔法と甘い罠Ⅱ
披露パーティーも終わりに近づき、ほろ酔い気味の人がちらほらと目立ってきた。



「お~い! は~るきぃ~!」



楽しそうに右手をぶんぶんと振りながら現れたのは、以前紹介してもらった大学時代の友達。



「悟(サトル)、おまえ飲み過ぎ」



あまりのハイテンションさに、晴希さんは小さく溜め息をこぼしながら苦笑を漏らす。


悟さんは紗羽さんや蓮くんといつもつるんでいた仲間らしい。



「俺は嬉しいんだよ~! おまえの花婿姿が見れて……あの頃じゃ考えられなかったからさ~」



そう言いながら何故かほろりほろりと涙をこぼし始めた悟さん。



「何泣いてんだよ、阿呆が」


「阿呆って言うなー!」
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