恋の魔法と甘い罠Ⅱ
「何だか楽しそうだねぇ」



くすくすと笑いながらやって来たのは、紗羽さんと蓮くん。



「紗羽の結婚式の話をしてたんだよ」


「え、あたしの?」



美香さんの言葉に紗羽さんは瞳を大きく見開く。


まさか自分のことを話されているなんて思わないから吃驚するよね。



「ほらぁ、あのとき『晴希が消えた~!』って大騒ぎになったじゃん」



そういえばそのあと出社したとき、悠亜さんにそう言われた。


一応悠亜さんにはメッセージを送っておいたのだけれど、しばらくそれを確認しなかったらしく。


晴希さんの友達は“晴希が消えた”と騒ぎ、悠亜さんや会社の人たちは“玲夢ちゃんがいなくなった”と焦っていたらしい。
< 453 / 491 >

この作品をシェア

pagetop