恋の魔法と甘い罠Ⅱ
あたしが疲れたなーと思うときは減ったりするけれど、それでもこの子は活発なのか、よくお腹の中で自分の存在をアピールするように動いている。



「じゃあ、少しいい?」


「え、何が?」



何のことかわからず首を傾げるあたしに、晴希さんはふっと笑う。



「触ってもいい?」


「ええっ!?」



予想外のことを言われて思わず大きな声が出る。



「今日の玲夢、すっげえ綺麗だったから触りたくてしょうがなかった。……ずっと、我慢してたんだよ」



抱きしめる腕にぎゅっと力を込めながら切なく漏らされた声に、あたしの心臓はどくんっと反応する。


そんな風に言われたら、嫌だなんて言えないよ……。


って、言うつもりもないんだけど。
< 472 / 491 >

この作品をシェア

pagetop