恋の魔法と甘い罠Ⅱ
そう言って手に取ったのは、すぐ隣で売られているお守り。


後ろから覗き込むと、そのお守りには“子宝守”と書かれていた。



「うん、また来よう?」


「ん、そうだな」



手に取ったお守りを元の場所に戻した晴希さんと、賽銭箱に小銭を入れて手を合わせた。


目を閉じると脳内に浮かんでくるのはあの不安。


晴希さんにぶつけられれば楽なんだろうけれど、いいのか悪いのか、あたしにはそれができない。


神頼みでどうにかなったらいいなんて思っていること自体おかしなことだけれど、今はここに頼むしかなかった。



そのあとまたうさぎと触れ合ったり、抱っこタイムで抱っこをしたり、めいっぱい遊んでから“うさぎの森”をあとにした。
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