Engage Blues





 呼吸も乱れ、唐突にぷつりと理性の糸が切れる。泣き声ともつかない、喘ぎが我慢できない。

 恥ずかしくて、たまらないのに身体が疼いて仕方ない。

 部屋中に響いてるとしか思えない水音。

 感じてる慶さんの表情。

 様々な刺激が、より身体の感度を高める。
 混乱する意識の中、終わりまで翻弄されるしかない。


 不意に、慶さんから小さなうめき声がこぼれる。
 その直後、深く貫かれて全身に衝撃が走る。
 脊髄まで襲ってくる快感に頭が真っ白になった。











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