強引上司とオタク女子
*
かれこれ一時間ほど一緒に飲み食いしただろうか。
「まあ長らく邪魔しても悪いし」
と何故か国島さんは私を巻き込んで飲み屋から出た。
「なんなんですか! プライベートにまで侵入してこないでくださいよ」
「だってお前、あの二人付き合ってんだろ。おまえ残していったら邪魔じゃないのか」
「そりゃ、……邪魔ですけど」
でも友達だもん。
今までだってそんな感じで三人で飲んだことも沢山あるけど、ふたりとも私の事邪魔扱いなんかしないもん。
「……あの男、いい男だな」
「そうですね」
「惚れてたの?」
「は?」
呆れた声をぶつけても、国島さんは全然堪えないみたい。
ニヤニヤ笑ったまま、私を見ている。
「自分が振られたからってこっちまで仲間にしようとしないでください。彼は明日美の彼氏ですよ」
「でも、あいつと話してる時のお前、ちょっと可愛いんだよな」
「そりゃ趣味が合うから楽しいですもん」
ザクザク突っ込んできて嫌だなー。
酔ってもいるし、とんでもないこと言っちゃったらどうしよう。
「それに比べて、あのオトモダチの方は大人しいな。ほとんど話さなかったじゃん」
「明日美は人見知りするんですよ。国島さんが乱入してくるのが悪いんじゃないですか」
「でもよ。俺が見てるに、お前とあの男のほうが合ってるぜ。ふたりともハキハキしてて楽しそうだったじゃん」
頭のなかで火花が散った。
違うよ。
三笠くんは最初っから、明日美のことしか眼中になかったんだからね。
何にも知らないくせに無責任なことばっかり言わないでよ。
かれこれ一時間ほど一緒に飲み食いしただろうか。
「まあ長らく邪魔しても悪いし」
と何故か国島さんは私を巻き込んで飲み屋から出た。
「なんなんですか! プライベートにまで侵入してこないでくださいよ」
「だってお前、あの二人付き合ってんだろ。おまえ残していったら邪魔じゃないのか」
「そりゃ、……邪魔ですけど」
でも友達だもん。
今までだってそんな感じで三人で飲んだことも沢山あるけど、ふたりとも私の事邪魔扱いなんかしないもん。
「……あの男、いい男だな」
「そうですね」
「惚れてたの?」
「は?」
呆れた声をぶつけても、国島さんは全然堪えないみたい。
ニヤニヤ笑ったまま、私を見ている。
「自分が振られたからってこっちまで仲間にしようとしないでください。彼は明日美の彼氏ですよ」
「でも、あいつと話してる時のお前、ちょっと可愛いんだよな」
「そりゃ趣味が合うから楽しいですもん」
ザクザク突っ込んできて嫌だなー。
酔ってもいるし、とんでもないこと言っちゃったらどうしよう。
「それに比べて、あのオトモダチの方は大人しいな。ほとんど話さなかったじゃん」
「明日美は人見知りするんですよ。国島さんが乱入してくるのが悪いんじゃないですか」
「でもよ。俺が見てるに、お前とあの男のほうが合ってるぜ。ふたりともハキハキしてて楽しそうだったじゃん」
頭のなかで火花が散った。
違うよ。
三笠くんは最初っから、明日美のことしか眼中になかったんだからね。
何にも知らないくせに無責任なことばっかり言わないでよ。