その瞳をわたしに向けて
「成る程ね………」
深い溜め息をついて資料名の書いた紙をクシャリと握り潰す松田
「あっ…………」
松田の成る程に、全く意味が分からないまま紙は返して貰えそうにないし、何かすごく怒ってるし…………
「一条君、後からくるんでしょ。だったらちゃんと話をさせてあげなきゃ………」
「?」
今度は少し強くそう言う理沙の言葉を無視して、松田は美月を見下ろした。
「お前は、仕事に戻れ。ここに資料はない。一条には俺から言っとく」
「………………」
「お前はこれから、一人で資料庫や倉庫には入るな。」
言ってる意味が分からない。それって私は資料探しはするなって事?
時間だし、仕方無く仕事に戻ろうとした所で一条さんがやって来た。
美月と一緒にいる松田と理沙を見て、足を止める。
「え…………松田さん?」
「一条ちょっとこい、話がある。」
顎をクイッと上げて一条を近くの使われてない会議室に誘う
「…………まじかよぉ」