その瞳をわたしに向けて

「とりあえず乾杯っ」

お互いのグラスをカチンと合わせると、理沙はクィッとジョッキ半分くらいまで一気に飲んだ

はぁっと一息ついた理沙が机の上で腕を組んで美月を見つめ直した

「女も28歳になると、飲みたい物や食べたい物を我慢しなくなるのよねぇ。
飲めなぁ~いって言ってても25歳以下には敵わないもの。そしたらもう、逆にいくしか無いでしょう。清宮さんいくつ?」


「23歳ですけど…………」


「若いっ、若いねぇ」


何か、おやじっぽいなぁ


「佐伯さんもまだ全然若いですけど………」


って言うかやっぱり綺麗だよね大人だし

「それに、仕事も出来るし……」

来た料理をつまみながらまだ少し身構えていた

「剛平は別に仕事ができる子が好きってことないわよ」

「へっ…………?」


見れば理沙は美月の前でニコニコと笑顔のままだ
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