その瞳をわたしに向けて


「…………ちょっ…………ちょっとまっ…………待って…あっ……の松田さんっ…………」


「んっ-ー?」


少し身体を捩りながら、お腹から侵入してくる松田の手を押さえ込む


「けっ携帯……携帯なってますっ」

松田の携帯の着信音がさっき一度止まってすぐに再度鳴り出し、それから止まる気配がない


「………………」


「…………なってます……よ」


美月を組敷いたまま、サイドテーブルにある携帯に手をのばし着信を確認すると
「チィッ」と殺人的な舌打ちをした


そのままの態勢で通話をはじめる松田の携帯から相手の声が聞こえてきた



『あっ、おはようございます。もしかしてまだ寝てました?一条です』


「?!」


「ああっ……なんだ?」

これまた超不機嫌そうに低音な返事を返す


『………朝早く本当にすみませんっ……あの、昨日松田さんが帰った後、打ち合わせ時間を30分程遅らせて欲しいと先方から電話がありまして……いろいろ打ち合わせ内容に変更が………』


つらつらと仕事の話をする電話の向こうの一条に、美月は息を殺して沈み込む


「ひゃっあ……ん!」

そんな美月の背中に松田の手が滑り込み、ブラのホックを外した
美月の声にクックッと松田が含み笑いをする
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