その瞳をわたしに向けて

『………えっ?』


電話の向こうで一条の声が止まる

「……………っ」


『…………………』


口を押さえて松田を睨み付ける美月


『……あの……もしかして………』


「一条」


『あっ、はいっ』


「昼には出社する。話はその時でいいか?今悪いが取り込み中だ」


「!!」


『すっすみませんっ、俺12時には出社しますので、昨日の報告書のチェックからお願いしますっ、ではっお邪魔しました!!』

携帯をきってサイドテーブルに置いた後もまだ、クスクスと堪えながら笑う松田


「………っ」


「ひゃぁって……クククッ……もうちょっと色気のある声出せないか?」


「もうっ」


真っ赤になって頬を膨らませ、松田を睨み付ける

優しく笑いながらその頬にキスを落としてきた


「おっお仕事あるんですよね、支度しないと……………」



「まだ大丈夫だ、時間はある…………」



そう言って美月を熱く見つめ、今度は絡めとる様なキスをして、ゆっくりと美月の胸に顔を埋めた




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