その瞳をわたしに向けて

「………だったら余計に話をつけないとな」


そう言って離した美月の左手を自分の手で覆い被した。


「剛平?」


もう一方の手を頭の後ろに回し、美月をそのまま自分の胸の中にまた寄せ入れた。


「昼間から、公園の撮影してた中にいる美月を見てた…………」

「へっ?」

胸の中で、松田の顔を見上げる美月に、
美月の頭をポンポンとして撫でる


「……………俺の知らないお前がいた。周りの人に一生懸命応えて走り回って、でも楽しそうに仕事してた。」


「剛平きてたのっ?!」

頭の上から目を細めて見つめ返す松田



「頑張ってるなって思って、もしかして俺もう要らないかなって………」

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