その瞳をわたしに向けて
「まあ…………決定的なのはやっぱりあの人が…………」
「?」
「美月ちゃんっ!!わぁ~久しぶりぃ」
少し遠くから思いっきり声がかかる
え…………? 田中さん?!
二人でいる目の前にやってきて、剛平の腕をバシバシと叩く
「なぁに~、松田君たら堀内君に先こされちゃって~!!」
ははっ………と、から笑いをする剛平
相変わらず元気な人だなぁ…………
っていうか、なぜ田中さん?
部署がえでもしたの?
二人との接点ってあったっけ?
首を傾げる美月に「挨拶してこなくっちゃっ」
と後でね~と手を振って雛壇へ行ってしまった田中さん
「あの……………なんで田中さんが?」
釣られて手を振りながら頭の中は???でいっぱい。剛平を見上げながら聞くと、少し驚いたように口を開いた
「お前、知らないのか?イズミの魔女伝説」
「魔女伝説?」