その瞳をわたしに向けて

「締まりのない男…………?」

ああっ………堀内さんの事かぁ

最中にクィッと両手首を掴まれ、身動き出来ないくらいにベッドに強く押さえつけられる

「あっ………いたっ」

肩を軽く噛まれ、歯形がついたのか少しジンジンと痛む

「やだっ」

「俺から離れるな、瑠璃子。他の男なんて絶対に許さない」

今日はいつもの優しい瞳さえない


「そんな、勝手な………貴方は美月さえ居ればいいんでしょ? 私をそうやって縛り付けたりしないで………」

「瑠璃子、俺が嫌いか?」

「……………っ」


ズルい、ズルい、ずるい、ずるい………………

朝になればいつも通り、5年契約の婚約者


いつものように眠る保から離れて、ベッドから出ようとした時、その手首を掴まれた



「えっ…………?」


振り向けば、目を醒ましている保が瑠璃子を見上げている
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