ナニカ 〜生んで、逃げて、殺される物語〜
敬太と真斗は、お互いを守ろうとして言い争いになるという熱い友情を見せてくれたのに、私達は……。
女子の友情って、壊れやすくてこんなに脆いものなんだ……知らなかった。
私の頬を、涙が伝って流れ落ちていた。
絵留も梨沙も琴美も、私を残して3人だけで歩き出してしまう。
こんなことになっちゃったのは、私のせい?
うん……そうかもしれない。
敬太を危険な目にあわせているし、友達をなくしちゃうし、嘘なんてつかなきゃ良かったよーーーー。
その夜。
時刻は18時を回ったところ。
私は自宅のリビングでテレビを見ながら、一人で夕食を食べていた。
兄弟のいない私は、いつも夕食は一人ぼっち。
小料理屋を営んでいる両親は、昼過ぎに家を出て帰りは深夜になる。
小さい頃からこんな生活スタイルを送ってきたので、別に寂しいとは思わない。
今日の夕食は、オムライスと野菜のスープ。
お母さんが作るオムライスは、チキンライスと卵の間にチーズがたっぷり入っていて美味しい。
ケチャップじゃなくデミグラスソースをかけてくれるのも、嬉しい。