十八歳の花嫁
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暁が引き上げたのは予定どおりである。
こうでもしなければ、和威は重い腰を上げようとしないだろう。
どうやら、出張前に藤臣が和威に釘を刺して行ったようだ。
これだけでは不十分だが、他の連中を焚き付ける理由にはなる。
暁は会社に戻り、デスクの上に置かれた封筒の中身を確認した。
薄笑いを浮かべると、彼は携帯電話を取り出す。
『ああ、いいモノが手に入りましたよ。それと、大奥様の指示で和威くんが彼女の元に出向きました。さあ、そこまでは……。藤臣くんが戻るのは今夜の最終便じゃなかったか、と。彼が戻るとすぐに動くと思います。早めに手を打たれたほうが』
封筒から取り出した数枚の写真を、暁は手の中で弄んだ。
そこに写っていたのは――。
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