【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?
だって、今までそんなこと考えたことなかったんだもん!
心愛のコイバナを聞いて、なんだかそれで十分だったっていうか。
「そういうの、考えたことない?」
「うん! まったく!」
でもどうせなら相手は、風の小野くんみたいなホワホワイケメンがいいなーっ!
小野くんが彼氏だったら、あんなことやこんなことを二人でして〜…
なんて妄想していると、心愛がにこっと笑った。
「もしかしたら、意外と近くにいるかもね」
その言葉に、小野くんでいっぱいだった脳内が突然現実に引き戻され、そしてクエスチョンマークが浮かぶ。
えええ? 意外と近く?
恋に落ちる相手が、ってこと…!?
「それって、どういう…」
そう訊こうと声を上げた時
その声を遮るようにして、午後の授業開始の予鈴が鳴り、心愛の恋愛講座はそこでお開きになった。