彼が嘘をついた
その日以来、彼は良く私の部屋に夕食を食べに来るようになった。
毎回、『明日は〇〇が食べたい』と言ってくれるから、メニューを考えなくていい。
たいてい、私の方が先に帰って来るから、彼が帰ってくるまでには食事の準備が整っている。
週末には、1週間分の買い出しに付き合ってくれて、「俺の方がたくさん食べるから」と会計も彼がしてくれる。
「付き合い始めの、1番楽しい時だね」
楓恋に言われた。
確かにそうかも知れない。
私と隼人くんがキス以上の関係になったのは、付き合い始めて1ヶ月後。
9月7日、隼人くんの誕生日だ。
前から彼の誕生日は知っていたけど、特にプレゼントを渡したり、「おめでとう」と言ったりしたことはなかった。
だって…。
昨年まではただの"同期"だから。
でも、今年は違う。
"同期"じゃなくて"恋人"になったのだから、ちゃんとお祝いしたかった。
だから彼に、
「何か欲しいものはある?」って聞いた。
多分、私の言いたいことが分かったのだろう。
「欲しいもの?あるよ。何でもいいの?」
「えっ…?」
「遥。…お前が欲しい」
まっすぐに見つめられたまま言われた。
さすがに意味は分かるし、彼が本気で言っているのも伝わった。
毎回、『明日は〇〇が食べたい』と言ってくれるから、メニューを考えなくていい。
たいてい、私の方が先に帰って来るから、彼が帰ってくるまでには食事の準備が整っている。
週末には、1週間分の買い出しに付き合ってくれて、「俺の方がたくさん食べるから」と会計も彼がしてくれる。
「付き合い始めの、1番楽しい時だね」
楓恋に言われた。
確かにそうかも知れない。
私と隼人くんがキス以上の関係になったのは、付き合い始めて1ヶ月後。
9月7日、隼人くんの誕生日だ。
前から彼の誕生日は知っていたけど、特にプレゼントを渡したり、「おめでとう」と言ったりしたことはなかった。
だって…。
昨年まではただの"同期"だから。
でも、今年は違う。
"同期"じゃなくて"恋人"になったのだから、ちゃんとお祝いしたかった。
だから彼に、
「何か欲しいものはある?」って聞いた。
多分、私の言いたいことが分かったのだろう。
「欲しいもの?あるよ。何でもいいの?」
「えっ…?」
「遥。…お前が欲しい」
まっすぐに見つめられたまま言われた。
さすがに意味は分かるし、彼が本気で言っているのも伝わった。