彼が嘘をついた
そのコンビニから、私たちが泊まるコンドミニアムまでは、5分もかからずについた。

彼は管理棟から鍵を開ける。
綺麗に片付いているリビングが見えた。

「…冷蔵庫も使えるよ。
俺はお風呂にお湯を張ってくるから、買ったものを冷蔵庫にいれてもらっていい?」

「分かった!」

それぞれに役割を果たしたら、荷物を持って寝室へと入る。
セミダブルのベッドと、シングルのベッドが1つづつ置かれている。

床に荷物を置いて、セミダブルのベッドに腰掛ける隼人くん。
それを見ただけで、心臓がドキドキしてくる。

「お風呂見てくるから、ゆっくりしてて」
そう言ってバスルームに向かった彼。
すぐに戻ると、
「ちょうど入れるけど、どうする?」
と尋ねてくる。

「……私、シャワー浴びて来たから、隼人くん先にどうぞ!」

「…分かった。
じゃあ、先に入ってくるから」

彼が着替えを持ってバスルームに行くと、私もシャワーの準備をしながら気持ちを落ち着かせようとする。
バックから、彼へのプレゼントを出して、…深呼吸をしたり、深呼吸をしたり、深呼吸をしたり…

そうしているうちに、Tシャツとハーフパンツ姿の隼人くんが、タオルで濡れた髪を拭きながら戻ってきた。

そんな彼の姿を見ただけで、また心臓がドキンとなった。

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