彼が嘘をついた
食器棚から、お茶碗やお椀·お皿などを出して準備をした。
そうしていると、私の携帯が鳴る。
兄からのメールだ。
『7時半くらいには帰る。父さんと孝志叔父さん·洋子叔母さんも一緒だ』
孝志叔父さん·洋子叔母さん夫妻は、ヒロくんのご両親だ。
洋子叔母さんが、父の妹なのだ。
『了解!
それまでには食事の用意が出来そうです』
私は兄に返事をした。
「晃くんからメール?」
ヒロくんに聞かれて、
「うん。7時半くらいになるって。
あっ!叔父さんと叔母さんも来るって」
「そっか…。
…そろそろ、俺たちも身分を明かさなくちゃならないのかな…。
晃くん、"この本社に親族がいる"って言ったんだって?営業から戻ったら、その話題だったよ。
"一体、誰なんだろう?"って…」
「総務部では、具体的な名前が出ていたよ。
営業部の吉井さんに村瀬さん、商品開発部の辻さんに五十嵐くん、企画宣伝部の堀内さん。
もちろん、ヒロくんの名前も挙がっていたよ」
「マジか…」
「うん。
…美鈴先輩は、ヒロくんだと確信してるみたい」
「あぁ、坂本さんね。
彼女、鋭そうだもんな」
「うん。
それに、美鈴先輩と私はその場にいて、お兄ちゃんが"俺の親族が2人いる"って言ったのを聞いていたから。
私とヒロくんが従兄弟だって知っているし…」
「…なるほどね。
今日の話、やっぱりそのことだろうな」
私とヒロくんは顔を見合わせてため息をついた。
そうしていると、私の携帯が鳴る。
兄からのメールだ。
『7時半くらいには帰る。父さんと孝志叔父さん·洋子叔母さんも一緒だ』
孝志叔父さん·洋子叔母さん夫妻は、ヒロくんのご両親だ。
洋子叔母さんが、父の妹なのだ。
『了解!
それまでには食事の用意が出来そうです』
私は兄に返事をした。
「晃くんからメール?」
ヒロくんに聞かれて、
「うん。7時半くらいになるって。
あっ!叔父さんと叔母さんも来るって」
「そっか…。
…そろそろ、俺たちも身分を明かさなくちゃならないのかな…。
晃くん、"この本社に親族がいる"って言ったんだって?営業から戻ったら、その話題だったよ。
"一体、誰なんだろう?"って…」
「総務部では、具体的な名前が出ていたよ。
営業部の吉井さんに村瀬さん、商品開発部の辻さんに五十嵐くん、企画宣伝部の堀内さん。
もちろん、ヒロくんの名前も挙がっていたよ」
「マジか…」
「うん。
…美鈴先輩は、ヒロくんだと確信してるみたい」
「あぁ、坂本さんね。
彼女、鋭そうだもんな」
「うん。
それに、美鈴先輩と私はその場にいて、お兄ちゃんが"俺の親族が2人いる"って言ったのを聞いていたから。
私とヒロくんが従兄弟だって知っているし…」
「…なるほどね。
今日の話、やっぱりそのことだろうな」
私とヒロくんは顔を見合わせてため息をついた。