彼が嘘をついた
翌朝は、携帯のアラームで7時に目が覚めた。

ちょっと寝不足の感じもあるけど、ベッドから起きると、洗面所で顔を洗ってから、簡単な朝食を作る。

ケトルにお湯を沸かし、フライパンでウインナーを炒めて、レタスとミニトマトと一緒にお皿に盛り付ける。
クロワッサンを軽く温めて、インスタントのコーンスープを作ってテーブルに運んだ。

「いただきます」
挨拶をしてから食べ始めた。

食べ終わると着替えて、洗濯機を回した。
すると、
"ピンポーン"と玄関のチャイムがなる。
時間は7時半を過ぎたところだ。

カメラを覗くと、ヒロくんの姿が見えた。
すぐにチェーンは外して鍵を開ける。

「おはよう」

「おはよう、遥。
朝早くから悪いな」

「ううん、大丈夫だよ。
だけど、どうしたの?」
と聞きかけたとき、隣の部屋から五十嵐くんと真由子が出てきた。

「おはよう遥。
今日のランチは、男2人の奢りだから、その分、しっかり手伝おうね!」

真由子に言われ、ワケが分からない。

「真由子おはよう。
えっと…、…ごめん!
どういうことかな?」

だから、素直に真由子に尋ねた。

すると、真由子もヒロくんも五十嵐くんを見て、

「ねぇ、隼人。
遥は分かってないみたいだよ」

「…もしかして、遥に言ってないのか?」
と、言い始めた。



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