オトナチック
「えっ?」

私は首を傾げた。

そのことなんだけど…って、今から何の話をするのだろうか?

「高浜に住むところを提供する代わりに、1つだけ条件があるんだ」

杉下くんは人差し指を私の前に出した。

「条件?」

一体、何を出されるのだろうか?

もしかしたら、家賃を折半してくれとかかな?

それとも、家事全般は私がやってくれとかかな?

杉下くんは閉じていた口を開くと、
「俺の婚約者を演じて欲しいんだ」
と、言った。

「えっ?」

婚約者って、フィアンセのことだよね?

私に住むところを提供する条件が杉下くんの婚約者になることって、どう言うことなの?
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