オトナチック
明日はあっと言う間にきた。

だけど、私たちの間に流れている空気は気まずかった。

社内では隠していた…つもりだった。

「高浜さん、杉下さんとケンカをしているんですか?」

トイレで手を洗っていたら、後輩に声をかけられた。

「えっ、何で?」

どうやら、隠すことができなかったみたいだ。

それどころか、表に出てしまっていた。

戸惑いながら聞いた私に、
「2人の間に流れる空気がすごくピリピリしていたので…」

彼女は言いにくそうに答えた。

「あー、そう…」

私はごまかすように返事をすると、早足でトイレを後にした。
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