オトナチック
「ああ、そうだ」

杉下くんは思い出したと言うように言った後、テーブルのうえに何かを置いた。

そこに視線を向けて見ると、鍵だった。

「昨日言っていた合鍵。

失くさないように気をつけろよ」

そう言った杉下くんに、
「ありがとう」

私は返事をすると、合鍵を手にとった。

「それとケータイのアドレスを教えてくれないか?

何かあった時に連絡することになるかも知れないから」

そう言ってスマートフォンを取り出した杉下くんに、
「ああ、ちょっと待ってて」

私はカバンからスマートフォンを取り出した。

赤外線通信によって、私のスマートフォンに杉下くんのアドレスが入ってきた。
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