黄金と四聖獣
それにゼンが、
「そいつは蛇にビビってるだけで、問題ねぇよ。ほら、できた」
と言いながら、シオン様と私の方に
鍋を突き出した。
その鍋の中に入っている蛇は、中でしっかりと
原型を留めていて、
「ば…ばかばか、こんなに見た目そのままなんて…」
と私は必死に言い返す。
「でも結構美味しそうじゃないか?」
そう笑っていうシオン様に、
本当に王子だったのかと聞きたくなる。
いくら何でも、ゲテモノへの順応が早すぎる。
「取り分けるな」
と、エーラが言いきちんと四等分に取り分ける
そしてゼンが配ってくれたのだけれど…
目の前に来るとやっぱり蛇で…
なかなか食べる勇気が出ない。
一方で、他の三人はいただきますと言うが
早いか、早速蛇に手をつける。
「普通に美味しいぞ」
とシオン様が言い、エーラも頷く。
それにゼンが、
「当たり前だ。」
とキッパリという。