黄金と四聖獣



ゼンは、染料を作り終わると


シオン様の髪を染めはじめた。




染料はすぐに髪に馴染んで、金色から


紺色に近い紫色になっていく。





「よし、終わり」


とゼンがいう頃には、違和感がないぐらい


きちんと染まっていた。



「…すごいな、これ」


と、シオン様が自分の髪を見ながら驚いた


ように言う。



「もう、元の色も全然わからないわね…」



と、私もつぶやいた。




「これで前髪も上げれば多分気づかれないだろ」



とゼンは言う。




「…シオン様だとバレないのは大前提としても、あの検問をなんと言って通る?」



と、エーラが言う。






< 234 / 418 >

この作品をシェア

pagetop