黄金と四聖獣
「それ、掛けといて」
「ありがとう」
エーラがこちらを見ずに発した言葉に、
ゼンがエーラの方にニヤニヤしながら近づく
「おいガキ」
「なんだよジジィ」
「今のは人の視線が気になるからか?それともお前自身が…「うるっさい」
ゼンの言葉を遮ってエーラはそう言いながら、
荷物を持ち直す。
「ガキだなぁ」
ゼンはそう笑って頭の上で手を組んだ。
「そろそろ刺すぞ」
「お、その前に引き裂いてやるよ」
思いっきり不機嫌な顔をするエーラに、
ゼンは好戦的に手を前に出す。
「止めなさい」
呆れ顔で割って入ったシオン様は、
2人の肩を押して離れさせる。
「ゼン、エーラは見かけによらずまだまだ子供っぽい所があるんだから…「子供っぽくありません」
「…からかうんじゃない」
エーラに遮られた文を苦笑いしながら
そう続けたシオン様。