黄金と四聖獣


空が明るくなるにつれて、段々と部屋の中も


明るくなってきた時、それまでぐっすり


眠っていたクオンが目を覚ました。




そして、クオンは私と目が合うと、


素早く私の側まで飛んできて、シオン様に


羽でビンタして、ピィーと怒ったように鳴いた





シオン様は、クオンの行動で起きたのか、


驚いて私から飛び退いた。




そして、何が起きたのかよくわからない


と言った顔で、私の顔を見ると、


シオン様は笑って



「おはよう」


と言った。




「おはようございます、頬、大丈夫ですか?」


と聞くと、シオン様は


「頬?」


と、不思議そうに頬に手を持っていって、


「確かになんだかちょっと痛いかも」



と笑いながら言った。




「クオン、シオン様を叩いちゃダメでしょう」


と、私のそばで丸まっているクオンを注意


するけれど、クオンは首をかしげてピィと


鳴くだけだった。




わかってなさそう…


そう思っていると、今度は行き倒れていた…



いや、行き倒れたかのように寝ていたエーラが


もぞもぞと動き出し、起き上がった。





「「エーラ、おはよう」」


そうシオン様と一緒に言うと、エーラは


眠そうな目でこちらを見てから、



「おはようございます」



とだけ返事をした。





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