…… の、 定義
トモとアユミが車の中で話すシーン。
会うのが怖いと言っていたはずのトモが、
実際にアユミに会った途端に
昔の“トモくん”に戻っています。
でも、トモは昔のように
アユミを離そうとはしなかった。

13年前のアユミとの別れ際、
弱くて頼りなかったトモは無理をして
最後くらいはカッコいい彼氏でいようと
いつものようにアユミを送り
おやすみのキスをして背を向けた。

トモはその事をずっと後悔していたのです。
どんなにカッコ悪くても、
アユミの手を離すんじゃなかったと。
だから今度こそは二度と後悔しないようにと
アユミの手を離さなかった。

これからは何があっても自分の手で
アユミとマサキを守ると言ったトモ、
めちゃくちゃカッコいい。
トモ、ちゃんと大人の男になってるじゃん。


13年ぶりのキスのシーンは
書いててかなりキュンキュンしました。
トモとアユミの重要なシーン、
私は何故にこんなに泣けるのだろう?
(また泣きながら書いてたのか!!)

やっとトモの恋を成就させてやれた事で
少しは罪滅ぼしになったような、
作者としてはホッとした次第です。
(いや、オマエが書いたんだろう?)

アユミと別れた後、アユミを忘れようと
何人かの女性と付き合って
大人の男になったトモに対しての
「それでもマサキと私を選んでくれて
ありがとう」というアユミの台詞も
かなり気に入っています。

< 87 / 132 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop