…… の、 定義
トモとアユミの恋は成就したのですが、
リュウにとっては苦悩と葛藤の日々が
始まる事になります。

バーでユウとリュウが話すシーンは、
これでいいと思っているはずなのに
どうしても割りきれないリュウの
やるせなさを思うととても切ない。

バーからの帰り道、リュウが
アユミとの事を思い出しながら
いっその事、このどうにもならない想いを
誰かがバッサリと斬り殺してくれたらと、
13年前のように痛む胸を押さえている。


そんなリュウの前に
ハルがなんの連絡もなく突然やって来て、
リュウを好きだと言う事は迷惑かと尋ねます。

迷惑ではない。けれど恋愛はできない。

リュウの答えに泣きながら帰ろうとするハル。
ハルを抱きしめて引き留めるリュウ。

「ハイハイ…天然タラシで結構。
だから今日は黙ってタラシ込まれとけ。」

……カッコいいな、リュウ。
ホント、リュウってズルイ。
そういう優しさが罪なんだよ。
天然タラシのリュウはそれがわかってない。
(だからアユミも勘違いしたんだろ?)

結局、その夜は
ハルを泊める事になるのだけど。

なんだかんだ言ってハルがかわいいリュウ、
ハルの事をまだまだガキだと思いながらも
いつもと違うシチュエーションに
戸惑ったりしているオマエもかわいいな。

そしてハルは意外と大人。
いくつになってもやっぱりハルはハル。
誰よりもリュウをわかっているのです。


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