エリート上司と秘密の恋人契約
いつも利用しているスーパーでちょっと豪華なお寿司を買って食べようかなと考えていたから、バースデーディナーなるものが食べれるとは思いもしなかった。

お祝いしてもらえるのは嬉しいけど、コンビニスイーツからレストランディナーにランクアップしてもらっていいのだろうか。


「レストラン? いいじゃないの! 美弥、美味しいものを食べてきなさいよ。最近疲れているでしょ?」


「おう、疲れを癒してやるよ」


「うん、ありがとう」


さやかさんに背中を押されて、誕生日の夜は小沢と過ごすことになった。ただ食事をするだけだけど、場所がいつもの居酒屋ではないから何となく緊張する。

6時半に予約をしてあるというので、久しぶりに早くあがれるように業務を進める。

本当にここ2週間ほど忙しくて残業続きだったから、早く帰れることだけで嬉しかった。

あと10分したら、帰ろう。最後にメールボックスを開くと、受信は何もなし。

ニューヨークはまだ夜中か……って、私は何を期待しているのだか。


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