エリート上司と秘密の恋人契約
心なしか女の子キャラクターは和真に向かって振っているように思える。中には投げキスまでしてくるキャラクターもいた。

きっと和真がカッコいいからだ。キャラクターにモテるなんて、すごいかも。

私は投げキスされて戸惑う和真を見て、笑った。和真の意外な一面が見れて楽しい。目を合わせて何度も笑った。


テーマパークにいると時間が過ぎるのがあっという間で、気付くと辺りは薄暗くなってきていた。


「美弥」


「はい?」


「実はさ、今日はホテルが取れていないんだ。当日予約の出来るところをこれから探してもいいけど、見つかる可能性は低いと思う」


「えっと、じゃあ今夜は……」


自分の家に帰らせてもらおうかなと思った。それで、明日また朝から会えばいい。


「俺の家に泊まらないか?」


「え?」


「嫌? まあ、嫌だと言われても連れていくつもりだけど」


何とも強引な話だ。でも、最初にそのようなことは言っていた。覚悟の上で週末を一緒に過ごすと決めたのだった。

だから、嫌と返せない。
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