声が聞きたくて


真純さんと一緒に居酒屋へ入った
ビールを頼み、お刺身の盛り合わせ
軟骨の唐揚げ、シーザーサラダ
厚焼き出し巻き卵、焼き鳥


向かい合わせなのもあり
真純さんは普通に私の口を読んでくれる


「まさか、一緒に暮らすなんて思ってもみなかった」

「社長も許すと思わなかった」

「麻衣さん、かなり怒ってたでしょ」


「……もう、ねた?」


次から次へと真純さんの口から出る言葉に私は何も言えない


なかなか恥ずかしい
けど、今日は私が聞きたい!


【逞さん】


メモ紙を見せると
真純さんは私の顔を驚いた顔で見る
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