声が聞きたくて


シャワーを済ませば
やはりリビングには雅人さんの姿はなく
ベットで身体を起こしながら
パソコンを開いていた


休みだからといって
仕事がないわけじゃない
なら、無理して休まなくても
いいんじゃないかとすら思う


髪も乾かし、化粧水も塗った
携帯を開けば社長からメールがきてた


【ゆっくり休みなさい】


心配かけてるんだな…私
ため息と同時に携帯を置いた


私は無言のままベットへ戻った
雅人さんは何も言わない

それが余計にムカついた
ムカついたけど……


雅人さんにピタッとつく
何も言わず私の頭を撫でてくれる


なんだよ……なんなんだよ……
どこにもぶつけられない
どこにぶつけていいかわからない感情


しばらくして、雅人さんは
仕事が終わったのかパソコンを
ベット傍のテーブルに置き
ベットの中に身体を沈ませた



「マジで寝るのかよ」


そう言って私の頬に触れた
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