声が聞きたくて




『逞さーん』



パソコンに向かって
険しい顔をしている逞さんに声をかけた


ガバッと勢いよく
振り向いて私を見てきた


驚いている逞さんの目は見開いている



『んー……ただいま』


そう挨拶すると
逞さんは、いきなり椅子から立ち上がり
頭を深々と下げてきた



「おかえりなさい、あずささん」



まさかの行動な焦り
私は急いで逞さんに駆け寄った



『や、やめてくださいっ!他の方がみてますからっ!』



他の方とは……多分、組員さん
まさかの逞さんの行動に驚いていた



「頭を上げろ」


私が知る以上に低い声で
そう言い放つ雅人さん

雅人さんの登場に、ますます
組員さんは驚き、敬礼をしていた
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