声が聞きたくて


「「若、お疲れ様ですっ」」


組員さんの挨拶に私はビクッとする
雅人さんは慌てて私を抱き寄せる


大丈夫、大丈夫と言うように
私の背中を摩る



ふふふっ……



『雅人さん、もう大丈夫ですよ?』


私が言うと雅人さんはハッとして
バツ悪そうな顔をしてる
反射的に出た行動だろう



『みんなが見てますよ?』


周りを見渡せば
組員さんたちはかなり驚いている
雅人さんが舌打ちすれば

ひっっ!と見て見ぬ振りをしていた
ふふふっ……なんか、可愛いな。
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