声が聞きたくて


ビル入口……



最悪……
ビル入口に、数人の男性がいる
スーツ姿の人もいれば
ちょっと、チンピラ風な人もいて
入口をふさいでいる感じ


話しかけることができない私
通れないだろう……


諦めるしかないのかな……
そう思い、駅へ体を向けた時
一人の男性が、こちらに向かって
歩いてきてるのが見えた


身長も高く、高そうなスーツを着こなし
すーっとした首筋がとても綺麗で
シャープな顎ライン


かっこいいなんて
一言では片付けられない
こんなイケメンが世の中にいるんだなと
驚いたけど、それ以上に私は驚いた



「…………花屋の……」


そう、それは
私が密かにもう一度会いたいと
願った彼だった
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