声が聞きたくて
フッと笑い私に近寄り
私が持っていたカゴを手に取る
「重っ。よく持てるな、細っこい身体してんのに。」
ズッシリしていた腕が軽くなり
私は我にかえる
カゴを持とうと手を伸ばすが
「いい、持ってやる。そのうち腕が抜けるぞ?」
なぜ彼が私の前にいるのか、
私に話しかけてきたのか理解が出来ない
スタスタと前を歩く彼
私は慌てて付いていく
「あと買うものないのか?」
そう言われ、慌ててお弁当コーナーへ行く
言われたカツ丼とハンバーグ弁当と、自分用に唐揚げ弁当をカゴに入れると、彼は驚いていた
「……一人で食うのか?」
えっ?
あ……違うと首を振る