小悪魔な彼の想定外な甘い策略
「俺、会ったんですよ。あの日、電話をし終わって、すみれさんの後を追おうとバーに入ろうとしたら中からイケメンが出てきて……俺ほどじゃないですけど」


「あ、あのとき……」


確かにあの時、蓮田さんは一人で出ていってしまった。
鉢合わせしていたんだ……。
『俺ほどじゃないけど』に関してはスルーで。



「俺、あの人がそのすみれさんの相手って確証も無かったから黙ってたんだけど、あっちが話しかけてきて」


蓮田さんが……梶山君に??


予想外のその組み合わせ。一体二人で何を話すと言うのだろう。


「もしかして、すみれちゃんの彼氏?って」


は?初耳なんですけどーーー!!!

言おうよ、そういう大事な話。
そのすぐあとでも良いし、この2週間の間に絶対チャンスあったよね?!


「……で?」


恐る恐る続きを促す。
< 194 / 235 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop