小悪魔な彼の想定外な甘い策略
***
「あーあ……会いたかったな」
思わず出てしまった心の声が、事務室に響き渡り、我ながらびくっとする。
昨日、なっちゃんとご飯を食べて解散した後、ふらりとバーに行ってみようかと思ったんだ。
だけど、色んな思いが邪魔をして、結局真っ直ぐ家に帰ってしまった。
その事を今更思い出して後悔するなんて、本当にダメな私。
『実は既婚者でしたー、とかさ、それ系よ』
なんて、なっちゃんの台詞が頭をよぎって、一歩踏み出すことが出来なかった。
ふらりと立ち寄って、明らかに蓮田さんの彼女らしき子がカウンターにいたら、と思うとそれだけで目眩がする。
折角始まった恋、しばらくは、終わらせたくない。
好きな人がいるだけで、会いに行きたいと思うだけで、仕事が頑張れたり生活に張りが出るのだから、もう少し、この甘い気持ちを味わいたい。
恋する恩恵を受けていたい。
「あーあ……会いたかったな」
思わず出てしまった心の声が、事務室に響き渡り、我ながらびくっとする。
昨日、なっちゃんとご飯を食べて解散した後、ふらりとバーに行ってみようかと思ったんだ。
だけど、色んな思いが邪魔をして、結局真っ直ぐ家に帰ってしまった。
その事を今更思い出して後悔するなんて、本当にダメな私。
『実は既婚者でしたー、とかさ、それ系よ』
なんて、なっちゃんの台詞が頭をよぎって、一歩踏み出すことが出来なかった。
ふらりと立ち寄って、明らかに蓮田さんの彼女らしき子がカウンターにいたら、と思うとそれだけで目眩がする。
折角始まった恋、しばらくは、終わらせたくない。
好きな人がいるだけで、会いに行きたいと思うだけで、仕事が頑張れたり生活に張りが出るのだから、もう少し、この甘い気持ちを味わいたい。
恋する恩恵を受けていたい。