小悪魔な彼の想定外な甘い策略
なっちゃんが私のことを心配してくれているのもわかる。


だから……そうだ。

密かに頑張って、次になっちゃんに報告するときには『実は蓮田さんと付き合いだしました、円満です!』みたいな感じなら安心するんじゃないだろうか。


多分、一回ヤって捨てられるとか、そういう心配をしてくれているみたいだったから。


よし。
そうと決まったら、ガンガン行こう。

とっとと仕事を終わらせて、会いに行こう。
今日は日曜で、生徒達に自習室こそ解放するものの、授業はないから。

チラリ、と時計を見ると午前11時。
今日の鍵当番の職員が1時前に来るとして、そこまでは二時間集中出来る。


そうしたら、あとは進み具合によるけれど……。

それから、一回帰って、ちゃんとした格好をしてバーに行く、と。

決まりだ。


別にデートの約束をしたわけではないのに、何だか気持ちが華やぐ。

会いに行けると思うだけで、こんなに、嬉しいとか、もうなんなんだろう。
< 36 / 235 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop