生神さまっ!
そんな声が、私と冬斗の後ろから聞こえた。
思わず私も振り向く。
「…ああ、元彰か。
どうした?」
「どうした?じゃありませんよ…
今日は朝から書物の整理をすると言っておきながら、やる様子がないものですから。
もしかしたら忘れているのでは、と…」
「あ、ごめん。忘れてた…
今日なんかやる気でないから、別の日にしよう」
「4日前もそう言って今日になったんですけど…」
冬斗と同じように、黒い髪色で…私達と同じくらいの年に見える、その青年。
私は一瞬で…瞳が奪われた。
その人が、また冬斗とは違った…なんというか、俗に言うアイドル系みたいなカッコいい顔立ちだったから、とかではなくって。
ちょっと放心状態みたいだった私に気がついたのか、冬斗が少し笑って。
「紹介するよ、秋奈。
俺の付き人の1人、元彰(もとあき)だよ。
秋奈と同じで敬語癖があるらしくてさ。一応同い年なんだけど」
「いや、僕は敬語癖というかあなたが主だからなんですが…」
思わず私も振り向く。
「…ああ、元彰か。
どうした?」
「どうした?じゃありませんよ…
今日は朝から書物の整理をすると言っておきながら、やる様子がないものですから。
もしかしたら忘れているのでは、と…」
「あ、ごめん。忘れてた…
今日なんかやる気でないから、別の日にしよう」
「4日前もそう言って今日になったんですけど…」
冬斗と同じように、黒い髪色で…私達と同じくらいの年に見える、その青年。
私は一瞬で…瞳が奪われた。
その人が、また冬斗とは違った…なんというか、俗に言うアイドル系みたいなカッコいい顔立ちだったから、とかではなくって。
ちょっと放心状態みたいだった私に気がついたのか、冬斗が少し笑って。
「紹介するよ、秋奈。
俺の付き人の1人、元彰(もとあき)だよ。
秋奈と同じで敬語癖があるらしくてさ。一応同い年なんだけど」
「いや、僕は敬語癖というかあなたが主だからなんですが…」