同期との境界線
「こっちこっちー」
美紀が手招きしている。

2人でよく行くパスタ屋さんに向かった。

「んで?」
注文したものを待ってる間、真顔で美紀が聞いてくる。
「んで??何が?」
さっぱりわからないけど…。

「いやいや、そのあとの成宮とは?」
「…。」
成宮のことか。
何にもないんだよな。あの場所にも行ってないし。
「会ってない。」
困ってそういうと、
「あの場所いってないの?」
美紀が呆れたように聞いてくる。

「気になるんでしょ?なんであんなことしたか。ってか、麻耶自体は成宮のことどう思ってんの?」
気にはなる。けど、好きかと言われたらよくわからない。
なんなんだろう。この感じ。
「恋愛偏差値低いからねー麻耶は。」
やれやれといわんばかりの美紀。

だって。彼氏なんて2年くらいはいないし、人数だってそんなに多くない。
今まで凄いかっこいい!って人とも付き合ったことないし。
だからこそ。成宮が謎なんだって。
どこがいいの?あたしの。
< 15 / 26 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop