同期との境界線
悶々としてる間にパスタが来て一度中断して黙々と食べる。
解けない謎ばかりで頭いっぱいなんだけど。

「その顔どーにかしなさいよ」
ランチの帰りに美紀に顔をつつかれた。
「もやもやしてますって書いてあるよ」
そんなにわかりやすいですか、あたし…。

エレベーターから降りて、席に向かおうとした時、
「ありがとうございます!」
「頑張ってね」

女の子と成宮の声がした。
美紀と揃って振り向くと、

成宮が後輩の子と楽しそうに話してるとこだった。

女の子が成宮の腕に軽く触れてる。
あの子は成宮のこと好きなんだろう。

「成宮さん、今度ご飯行きましょうよ!同期の子とか私声かけるのでー!」

なんだろう、この感じ。
もやもやする。

「美紀、行こう」
くるっと体の向きを変えて歩き出した。

「ちょっ、麻耶!」
慌てて麻耶が追いかけてくる。

同期が後輩の子とご飯に行くだけだ。
軽く成宮に後輩の子が触ってたり、明るい感じでキラキラした目をしてたり…。

なんであたしが気にしないといけないんだ。
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