同期との境界線
午後はにやけている顔を必死で隠してどうにか仕事をした。

でも凡ミスがちらほら…。
おかげで残業になってしまった。

自分が悪いんだけど、やっぱり顔が緩んで浮かれてしまう。

それでもカタカタとパソコンに向き合う。

ふと、顔を上げるとフロアの人もまばらになっていた。

一段落ついたとこで飲み物を買いに行くと、先客がいた。

とっさに影に隠れてしゃがんでしまった。だって…

「今日成宮さんお昼はどこにいたんですか?見つけられなくて…。」
「ちょっと休憩してたんだよ」
「この間のお礼にお弁当作ってくるんで、一緒にお昼食べましょうよ!」

前も思ったけど、あの子グイグイいくよね。
すごいパワーだ。

感心ともやもやで落ち込んでいると、

「俺、彼女いるし、そういうの受け取らないから。仕事のサポートはするけど、プライベートな部分ではご飯とか行かないから」

はっきり言う成宮にきゅんとした。
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