あるワケないじゃん、そんな恋。
マズいんだよ…
マズいんだよ。



何が?……って、今、非常にマズい状況にあってーーーーー




「どういうことなんですか!?『あり得ん』って言ってましたよね!? 」



ああ、教授本様……こんなにも可愛い顔の子が、どうしてここまで般若になるんですか?

恋ってここまで人を変えてしまうものなんですか?

人を好きになるって、こんなにも強い怒りを露わにできるもの?


芹那ちゃん、昨日の話を皆から聞いてショックで切れっちゃったの。


…だから、またしても待ち伏せされてて。

この間と同じ、駐車場のとこでぇ。




「えーーと、あの、芹那ちゃん………」


冷や汗タラタラ。
どうやって説明したらいい…?



「皆が言ってた『告白タイム』って何のことですか!洋ちゃんが抱擁しようとしてたっていうのも何!!…好きじゃないって言いましたよね!?あれは嘘なんですか!!」


段々声大きくなってない?

額に青筋立ってきてるし……この子………マジ怖いんだけど。


「いや、あの…だから、それはちょっといろんな意味で誤解が…って言うか、店の人達が言うこと間に受けないで…って前にも言った通りで……」

「じゃあ洋ちゃんとは何もないってこと!?」

「いや、何もないワケでもなくて……」

「じゃあ何なんですか!本当のところ!!」


青筋立ってる顔が赤くなってきた。

ヤバいよ。
完全激怒だし……。


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