あるワケないじゃん、そんな恋。
「キャン!」


「違いますか……やっぱり……」


ペソに一蹴されたよ。

はは……情けな……。



「キャン!キャン!」

「あ…ボールね、投げるよ」


コロコロコロコロ…。


「キャン!キャン!」


戯れてる戯れてる。
可愛いぃっ!



「あ〜あ…。羽田にとっての私って、ペソ並みかなぁ……」


ペソ程可愛くもないからそれ以下か。
それも情けない話だなぁ。


だけどバースデーデートに誘われたから、今度こそ失敗しないようにしないと!
ミニスカとズルペタはナシにして、他の方法考えよう!


「……でも、どうしたらいい?」


結局そこで行き詰るんだ。
前と同じじゃん!!



「あ〜ん、先生!助けてぇぇ〜〜!!」


恋愛処女に救いの手を差し伸べて!
何かいい知恵、貸して下さいぃぃ……!!


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