先生と私
当然のことだけど、その次の日から、クラスのいじめの標的はわたしになった。
ずっと友達だと思ってた子も、そのいじめに参加していた。
とはいえ、前の子のいじめは堂々としすぎて先生にバレてしまって、色々面倒なことになっていたので、わたしのいじめはあまり目立たないようなことだった。
靴箱に悪口が書かれた手紙が入っていたり。
教科書に落書きされていたり。
すれ違い様に「死ね」なんて小声で言われたり。
そんな感じだった。
それだけならどんなに良かっただろう。