先生と私


当然のことだけど、その次の日から、クラスのいじめの標的はわたしになった。


ずっと友達だと思ってた子も、そのいじめに参加していた。


とはいえ、前の子のいじめは堂々としすぎて先生にバレてしまって、色々面倒なことになっていたので、わたしのいじめはあまり目立たないようなことだった。


靴箱に悪口が書かれた手紙が入っていたり。


教科書に落書きされていたり。


すれ違い様に「死ね」なんて小声で言われたり。


そんな感じだった。


それだけならどんなに良かっただろう。


< 33 / 51 >

この作品をシェア

pagetop