こじらせ女子の恋愛事情
よく考えてから、ちゃんと告白をした方がよかったんじゃないの?

そう思いながら聞いたら、
「今も昔も、俺は浜崎さんが好きです」

松坂くんが答えた。

「返事は今すぐじゃなくて結構です。

1週間でも1ヶ月でも…いや、何年でも待ちます。

浜崎さんの中でじっくりと考えて、俺に答えを出してください」

まっすぐな松坂くんの告白に、私の心がグラリと揺れたのがわかった。

私の気持ちは、松坂くんに抱いていたこの気持ちの答えは…。

「じゃあ、戻ります」

松坂くんはペコリと小さく頭を下げると、その場から立ち去った。

「あっ、待って!」

私はそんな彼の肩をつかむと、耳元に唇を寄せた。
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